カテゴリー[お茶づくり]

 夏も過ぎ 本当に暑かった今年の夏から

暖房器具を出さなければならないぐらい寒くなりました。

例年のように 今年も新茶以降の忙しい時期に

ブログを書くことができませんでした。

 いつも 農作業の オフシーズンに向かう頃に 

ようやく ブログを書けるような状態です笑い泣き

    今日の店舗の前の茶畑の様子

今年もひどかった茶畑や農道の草対策も終わりました。

 今年も 茶畑の上にはつるや草が広くはびこり

女性のアルバイトの方にも 手作業で取ってもらいました。

 

   昨年に続き今年もお世話になりました。

 

 何回刈っても足に絡まるぐらい雑草が生えて伸びてきて大変なことでした。 

ようやく 秋の芽が伸びてきました。

 来週は恒例の 地元小学校のお茶摘み体験が予定されています 。

我が家の茶室を使ったお茶の淹れ方教室もやります。

12人の少人数なのでじっくりやれそうなので

何を話すか楽しみにしています。

 

   我が家の茶室での淹れ方教室の準備

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お茶の収穫 シーズンも終わりました。 

今年は桜の開花も早かったように、新茶の収穫の始まりも

5日以上は早く、5月中旬には収穫・製造は終わりました。

 毎年5月下旬にあるのうきょうまつりも終わり。

詰め放題のお茶を 新茶で販売することもできました 。

今から1年間お茶を売っていくために、造ったお茶の整理をします。 

茶畑の仕事もあり続きますので お茶の収穫時期が終わっても 忙しい日々です。

 

 とはいえ 徹夜 仕事はしなくて良いので夜はゆっくり寝れるだけはありがたいです。

 今年は霜も当たらず天候にも恵まれて お茶が素直によく伸びたように感じます。

 

新茶の前に慎重に慎重に準備したつもりですがお茶刈りの機械の エンジンがかからなかったり

製茶工場で使っているリフトがパンクするなど 急なトラブルもありました。

 

 オフシーズンに畑の管理から製造方法についても色々学んだことを取り入れたので

お客様からも「今までにない」 とお褒めの言葉をいただけるような良いお茶ができました。

 

 これから私も 直売所などの店頭に立って自分のお茶を売っていくようになりますが

それが製造直売のの醍醐味ですので楽しんでやりたいと思っています。

 

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関宿、而今禾(ジコンカ)さんのスタッフが

先日まで小青柑の乾燥に来ていました。

 

 

一個一個ていねいにくりぬいてつくられています

 

カチカチになるまで乾燥させて出来上がり

 

私も関わった小青柑づくりですが

今は多忙なこともあり私は「卒業」となりました。

私が知っている限りのことを伝え切ったので

今は関わってなくても満足していますし

私も発酵茶、紅茶作りに関して

経験を積むことが出来ました。

 

今はたまに而今禾さんのスタッフが

私どもの施設を使って乾燥をしているので

そういった時にまた小青柑を見ると

関わっていた当時のことを思い出します。

 

はじめにスタッフ達と台湾茶の視察旅行を経て

亀山市内でF 4と言う発酵茶づくりに向いた

耕作放棄地を探し当てました。

 

台湾の茶業者と交流しました

 

伐採から始めて手摘みも行いました

三重県茶業研究室でも協力をいただき

発酵茶作りに関して色々と

試行錯誤を繰り返しました。

 

背丈以上もあった茶樹

製茶のやり方で試行錯誤しました

 

それらが今では懐かしい思い出です。

現在而今禾さんの小青柑は

伊藤園の関連のサイトでも販売され

毎年作った分は完売しているようです。

 

私も自分が関わったお茶が継続して

作られているの は嬉しい限りです。

このように色々なお茶づくりに

挑戦し続けられたらいいなと思っています。

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4月25日 私どもの茶畑での品評会摘みの様子

新茶の初めに品評会の手摘みが行われてから
もう一ヶ月以上になります。
現在は刈下(かりした)と言う新茶を刈った後で伸びてきた芽を刈っています。
ぼさぼさの頭をすっきりとさせた感じです

ボサボサ頭になっている

品評会摘みの行われた茶畑。

4月25日に品評会を行い亀山市茶業組合の組合員をはじめ、
たくさんの人にご協力いただいた品評会の手摘みを行い、
一番最初にお茶刈りをした場所の刈下を昨日刈りました。
あの日賑やかだった場所が誰もいない静かな場所になっていました。

初夏ではありますが夏の終わりのようなセンチメンタルな気分になりましたね。

あの時、新茶の製造を始める前の祭りの前の高揚と不安の混じった気分から
新茶が終わろうとしている今、祭りの終わったときのような感じになってますね。
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晴れればさわやかな空気の中、刈りとり作業も順調でした。

10月末頃の10月24日にやっと秋番茶の刈り取りが終わりました。

一日お茶刈りをして工場にためておいて次の日に製造するようにしました。

アルバイトの方を頼んで刈り取りのない日は茶畑のスソ刈りをしたり

肥料をおいたりしてお茶刈りと同時並行にやりました。

仕事が一気に片付いてよかったですが、

睡眠時間を確保するのがやっとの一ヶ月間でしたね。

自分では「サンドイッチ方式」と呼んでいました。

しかも週末ごとにお茶関係のイベントに参加することになり

「トリプルサンドイッチ方式」になってしまいました。

13日、14日には常滑焼まつりでのお茶の淹れ方教室

21日は亀山青空お茶まつりでした。(20日は準備)

27日、28日は毎年恒例の、のうきょうまつりに出店しました。

 

準備から入れて一か月以上で長く感じました昨年は10月末は

毎日毎日雨にただ雨が降りましたが今年は適当に

雨ももらい順調にでき秋のいい風景の中作業ができましたね。

 

今回は工場に泊まり込むこともなく、無理なく製茶できました。

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お茶を刈った後の茶畑です

 

秋番茶のお茶刈りやっています。
今年の9月は雨が多くなかなか始められませんでした.
それでも早めに準備を始めたので、いつもは10月に入ってからゆっくりと始めているのですが今年は早く始めたいと思い、いつもよりも一週間は早いペースだったのですが、定期的に雨が降るのでいつもどおりのペースになりました。
お茶作りをやっていると地球の循環システムは何て素晴らしいのだろうと思います。朝、大雨が降っていても雨が上がり太陽が顔を出すとあっという間に茶畑は乾いて行きます。

いい青空が広がっています絶好の行楽シーズンですニヤニヤ

他のお茶農家さんはそんな時には午後からでもバンバンお茶を刈って行きますが、私は茶畑の地面がぬかるんでいるだけで、ちょっと嫌になるので朝雨が降っていたら、もう今日は休みということにしてしまいます。市川大楽園製茶はアンパンマン並みに雨に弱いのです。今はスマホで雨雲レーダーを見てかなり正確に予想ができますが何年か前まではさあ刈り出すと雨が降り、刈るのをあきらめると雨がやんで晴れ間が出るということもしばしば。
最近は前日に雨の予報が出ただけでも事前に休みにしてしまったりしています。

秋番茶の季節はさわやかな気候の日が多いです。

お茶を刈りだした初日は素晴らしい秋晴れでした少々暑かったですけども風もあり秋らしいさわやかな気候でした。いい風景の中、1日中お茶を刈ることができるのは、これ以上の幸せはないと感じますね。しかも私の工場の場合、刈ったお茶の葉を製茶工場にためておいて翌日の早朝から工場を動かしますのでその日はゆっくりと寝ることができるのもうれしいことです。
5月の一番茶の時ですと夕方刈り終わってから製茶工場に入って徹夜でお茶の製造かと思うとちょっとつらい気持ちになりますけどね。

 

 

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7月には紅茶をつくっていました。

台湾に一緒に行った仲間と5月の白茶づくりに続き

紅茶もつくりました。一日目に摘み取って二日目に揉むので

かなり日数をかけました。

リアル耕作放棄地とも言える荒れた茶畑、

しかも炎天下、紅茶の摘み取りは困難を極めた。

 

仲間と摘んだ紅茶は耕作放棄された茶畑で摘んだので

高さこそそんなでもなかったですがうね間に枝が張り出して

入っていくのも困難なところでした。私は他の仕事もあったので

半日でギブアップしましたが。

他の人たち数人で猛暑の炎天下の中、摘み続けてくれました。

萎凋棚に広げられた茶葉

 

仲間の紅茶は茶業研究所の少量の揉念機(じゅうねんき)でつくりました。

これがアンティークなオブジェのようにかわいらしかったです。

四連の揉念機がくるくる回って動きも面白いです。

生葉で500g程度しか入らないこともあり

紅茶製造は一日がかりでした。

一緒にお茶づくりをしているショップオーナーが

見た目の可愛さのあまりディスプレイに欲しいと言った

四連の少量の揉捻機。

一口に500g生葉500g程度しか入らなかった。

揉捻機は小さいがいい仕事してくれます。

 

発酵していい香りがしています。

緑茶用の審査道具で、テイスティング。

手摘みのいい紅茶が出来ました。

 

耕作放棄地の茶畑を手摘みしたため出来たのはほんの少しでしたが

茶業研究所から紅茶の製造機械をお借りできたこともあり

いい紅茶が出来ました。

 

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人の背丈よりも大きくなった耕作放棄地の茶畑

台湾で見た「野放(のほう)」の茶畑を彷彿とさせます。

良く伸びた茶の葉が摘みとれました。

 

白茶(はくちゃ)をつくりました。とはいっても5月中旬のことです。

すぐにでもブログに載せたかったですが、できたお茶が一定の評価がされるまでは人に言えないナーと思っていました。

 

一緒に台湾に行った仲間たち一緒にやりました。

 

白茶は蒸したり、揉んだりせずに、ただ置いておくか、天日に干すかしてつくるお茶です。究極の製造方法です。人の手を極力排した製法。

 

北斗の拳で言ったら無想転生、HUNTER×HUNTERで言ったら百式観音零の掌みたいなもんでしょ真顔

 

「こーれはむずかしいナー」と台湾視察旅行をしている時から思ったものです。

お茶というのはどのようにつくっても飲めるようにはなるものです。

蒸しも、揉みもしないのだから、味がめちゃ薄くなるということが予想されます。放置して萎調する方法を間違えれば、それこそ味も香りもないお茶になってしまいかねません

網の上に広げて萎調させているところ。

 

耕作放棄された茶畑を中心に6人で丸一日がかりで手摘みをして8キロ程度の生葉を摘み4日かけて、温度湿度の調整をしてみたり天日で干したり、最後に発酵を止める殺青(さっせい)、乾燥とやって出来上がりました。殺青では紅茶づくりの経験が、乾燥では緑茶づくりの経験が生きましたね。

 

今回の白茶づくりで威力を発揮したのがフェイスブックのメッセンジャーでつくり方のに疑問を持ったらメッセンジャーにアップしておくと視察旅行の時に通訳をしていただいた台湾在住のお茶の先生やその時に克明に記録をとっていてくれた仲間が答えをくれて、私はそれに従うだけでよかった面もあります。まさに「他力」によるお茶づくりでしたね。

 

台湾で茶葉研究所の先生に試飲していただき高い評価を受けたそうです。

ビギナーズラックと言うべきか初めての白茶づくりは予想外にうまくいきました。次回は、さらに良いものをつくれるのか、私の真価???が問われるところです(^^ゞ

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