カテゴリー[お茶紀行]

紅茶は緑茶用の急須でも淹れることができる。

 

白茶・紅茶づくりの大活躍の萎凋棚(いちょうだな)の前で

 

台湾に一緒に行った仲間たちと7月につくった紅茶を飲んでみました。耕作放棄地で一葉一葉手摘みされた紅茶はすっきりとして美味しかったです。その時に1月の台湾旅行の時のことをふと思い出しました。

台湾旅行中、以前このブログで紹介した陳さんの農園から山を下ってきたときのことです。タクシー2台に分乗して通訳の人とともに坪林茶業博物館に向っていました。

通訳の人は台湾の生活のことをいろいろ話してくていました。その時にふと大学時代に知り合った台湾人留学生の林(リン)さんのことを思い出しました。私が学生時代東京にいた時に西麻布に新しくできた中華レストランでアルバイトをしていました。その時のバイト仲間に台湾からの留学生の女の子がいました。林さんと言って当時流行っていたピンクハウスのワンピースが好きで毎週違ったのを着ていたので、ものすごいお金持ちのお嬢様なんだなぁと思いました。私は台湾からの留学生ということもあって興味がわいたので彼女を誘って渋谷で映画を観ました。映画は当時大ヒットしていたバックトゥザフューチャーでした。
その後も林さんとはバイト仲間のままでした。林さんは新しくできた同じレストランの吉祥寺店に移っていったのでその後は疎遠になってしまいました。

タクシーの中でそんな話をした後

「林さんはきっと台湾で今も裕福暮らしているだろうな~『たいぞうの作ったお茶 ならいくらでも買うよ』って言ってくれないかな。」などと言ったらタクシーの中の女性陣が「結局カネかい!!」と言って全員ズッコケていました。

そんなことを思って言ったわけじゃなく昔のよしみで台湾に行って勉強をして、お茶をつくったと聞いたら林さんは喜んでくれるかな~と言うぐらいの気持ちで言ったのです 。

.ともかく台湾で突然懐かしいことを思い出しました。そんなことドラマの回想シーンだけだと思っていましたけどチュー

坪林茶業博物館ではいろいろな展示の中で烏龍茶の製造機械のミニチュアが良くできていました。

 

 

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1月29日から2月1日まで台湾に行きました。

昨年、亀山市で行われたかめやま文化年2017の一環で行われた日本茶と台湾茶に交流行事で

一緒に活動した人たちを中心に台湾茶を知るツアーでした。

初日は鉄観音で有名な木柵(もくさく)や次の日は坪林(ピンリン)と台北市から車で一時間ほど走った山間地の生産直売の茶農家を訪ねました。

 

 

坪林(ピンリン)では生産直売の茶農家の緑光農園を訪ねました。そこのご主人の陳さんにいろいろな画像を交えた茶畑の様子や詳しいお茶づくりの模様を説明していただきました。ウーロン茶などの製造機械も見せていただきました。かねてから海外に行くならリアル農家を訪ねてみたいと思っていた私には願ったりかなったりでした。

自らお茶を淹れてくれる陳さん

緑光農園の台湾茶

 

 

「野放」と言われる茶の木の摘み取りを説明する陳さん

 

お父さんは台湾のパナソニックに勤めていたそうです。

日系企業出身のせいかオーガニックの認証取得のためか買い取って使っている工場は建物は古いけれども掃除は行き届いていました。

 

 

息子さんは台湾の東大!台湾大学出身でいったん就職した会社を辞めてお茶農家を継いでいるようです。

向かう途中の道路沿いの茶畑

 

ほんとに山の頂上のようなところで天空の茶畑と言えるようなところです。カメラマンが撮影した天国のような写真もありました。

お茶づくり体験とか観光農園的なこともやっているそうです。

 

お昼はお母さんのつくる手作り料理をいただきました。

強烈なにおいで好みの別れる臭豆腐を罰ゲーム的に勧めてくるのが印象的でした。

 

親子二世代でやってらっしゃいました。

 

 

緑光農園さんは2.5ヘクタールと規模はそんなに大きくなくオーガニックや野放(のほう)と言われる自然任せの栽培方法とっている一方、観光農園やカメラマンに依頼しての画像作り、週末のオーガニックマーケットの参加など人の良さそうな農家ののように見えて大手ビジネスマン出身だけあって考え抜かれたビジネスモデルと言えましたね。私もお手本にしたい農家でしたね。

飾ってある額は台湾茶の受賞の証だそうです。

 

息子さんに英語でここは理想的な農園で私も目標にしたいと告げました。

陳さんは撮影好きなためポーズも決まってましたね。

お茶のお勉強疲れが表情に色濃く映る私とは大違いでした。

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