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4月25日 私どもの茶畑での品評会摘みの様子

新茶の初めに品評会の手摘みが行われてから
もう一ヶ月以上になります。
現在は刈下(かりした)と言う新茶を刈った後で伸びてきた芽を刈っています。
ぼさぼさの頭をすっきりとさせた感じです

ボサボサ頭になっている

品評会摘みの行われた茶畑。

4月25日に品評会を行い亀山市茶業組合の組合員をはじめ、
たくさんの人にご協力いただいた品評会の手摘みを行い、
一番最初にお茶刈りをした場所の刈下を昨日刈りました。
あの日賑やかだった場所が誰もいない静かな場所になっていました。

初夏ではありますが夏の終わりのようなセンチメンタルな気分になりましたね。

あの時、新茶の製造を始める前の祭りの前の高揚と不安の混じった気分から
新茶が終わろうとしている今、祭りの終わったときのような感じになってますね。
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中日新聞に掲載された記事

 

先日1月17日に手もみ茶練習会を行いました。

三重大学の大学院生を招き

三重県手もみ茶伝承技術伝承保存会のメンバーは

私を含めて3人総勢5人の少数精鋭で一つのホイロを囲みました。

 

4月に家の前の茶畑に手摘みに来てくれた

 

お礼も兼ねて行いました。

その時と同じように地元のケーブルテレビのZTVと

 

中日新聞が取材に来てくれました。

店舗のバックヤード裏で行っています。

手もみ茶を私が習い始めたのが30年以上前

保存会に入って本格的にやりだしたのが

20年以上前になります。

手もみ茶は通常3人で5時間がかりで500g程度しかできない上に

その価値を伝えるのが難しいので値段をつける時には

非常に高価なものとなり

 

市場流通がされにくいものです。

観光や体験としてするにしても

 

時間や手間のかかりすぎます。

私自身も手もみ茶というものを

 

どう取り組んで良いのか迷っているところもあります。

というような非常に難しいテーマを三重大学の学生や院生に

投げかけているつもりなのですが

そんなこちらの気持にはお構いなしに

院生たちは手もみに興じていました。

昨年も訪れていただいて練習会2回目の院生は

さすがに勘どころを捕まえてうまくやっていました。

昨年もZTVが来てくれましたが昨年は学生には

カメラ回してインタビューしていたものの

私にはカメラを止めてインタビューしていました。

「何か、良いことをかまずに言わなきゃっ!」と

身構えていた私は拍子ぬけしましたニヤニヤ

今回はそのことを思い出し

「昨年の大ヒット映画じゃないけどねー

『カメラを止めるな!』と言いたかったよねー」

などとZTVのスタッフに軽口を叩いていたせいか

カメラ回してインタビューしてくれました。

それはそれでめちゃくちゃ緊張しました。

うまく編集しとくからと言われて

まぁなんとかなりましたが。

「カメラを止めるな!」との抗議の末やっと実現した私のインタビュー

 

しかしながら今度は中日新聞には私ではなく

学生を指導する若手20代の若手が写真に収まっていました。

どうしてもメディアは50代のお肌よりも

20代のプリプリお肌にこだわるのねと思った次第です真顔

 

 

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晴れればさわやかな空気の中、刈りとり作業も順調でした。

10月末頃の10月24日にやっと秋番茶の刈り取りが終わりました。

一日お茶刈りをして工場にためておいて次の日に製造するようにしました。

アルバイトの方を頼んで刈り取りのない日は茶畑のスソ刈りをしたり

肥料をおいたりしてお茶刈りと同時並行にやりました。

仕事が一気に片付いてよかったですが、

睡眠時間を確保するのがやっとの一ヶ月間でしたね。

自分では「サンドイッチ方式」と呼んでいました。

しかも週末ごとにお茶関係のイベントに参加することになり

「トリプルサンドイッチ方式」になってしまいました。

13日、14日には常滑焼まつりでのお茶の淹れ方教室

21日は亀山青空お茶まつりでした。(20日は準備)

27日、28日は毎年恒例の、のうきょうまつりに出店しました。

 

準備から入れて一か月以上で長く感じました昨年は10月末は

毎日毎日雨にただ雨が降りましたが今年は適当に

雨ももらい順調にでき秋のいい風景の中作業ができましたね。

 

今回は工場に泊まり込むこともなく、無理なく製茶できました。

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今年は雨が多いですが、昨日朝から曇りのち晴れの間をぬって、のびのびになっていた小学生の地元の野登小学校(ののぼりしょうがっこう)のお茶摘み体験をやりました。

亀山市茶業組合のお茶の淹れ方教室の一環として行いました。


偶然にも昨年の同じ日に行っていました。昨年は冷茶を出したぐらい天気も良く暑い日でした。今年は曇りで子供達が小学校から歩いて来た10時ぐらいには晴れ間が見えて暑くなく寒くなくのちょうどいい気候でしたねくもり

 

昨年も行った秋の芽を摘んでもらって電子レンジでお茶作りをやりました。昨年書いたブログを見てみると揉んでいるうちにお茶の葉が飛び出してお茶が極端に少なくなって薄くなったと書いてありました。昨年の反省を生かして、お茶の葉が飛び散らないように気をつけながら揉みました。そのおかげでちょうどいいぐらいの濃さのお茶が入れることができました。やっとこのブログが役に立ったのでした笑い泣き

 

来年以降の(私の)ために書いておくと、秋番茶の新芽の場合、電子レンジの能力にもよるでしょうが、2分→揉む→1分→揉む→1分ではちょっとレンジのかけすぎで、表面だけ乾きすぎた状態になるので、もう少し短い時間でかけて足りなければ具合をみてもうちょっと書けるようにするともっと上品な味にできるのではないかと思いました。

1回分50gの生葉

お茶を淹れた後の茶がら

子供たちには深緑色の固い葉(親葉)と黄緑色の柔らかい葉(新芽)の違いを説明して一番茶二番茶はこの黄緑色の柔らかい部分だけを摘み、秋番茶は一般的に黄緑色と深緑色の葉の両方を摘むことを説明しました。

一番茶と秋番茶の荒茶も見せて説明しました。私にしては丁寧な説明でしたねニヤニヤ

電子レンジにかけたお茶の葉は熱く、レンジにかけた皿も熱かったので子供たちが持ち帰ったお茶の葉で うまく作れたかどうかちょっと心配しています。

電子レンジでつくったお茶を飲む子供たち。今年は子供たちからも自然と「おいしい」との声が出た。

 

子供たちが昼前に帰って午後にはもう雨が降ってききて大雨になりました。本当に雨のやみ間でしたね。

 

明日から晴れたら製茶工場を動かして秋番茶づくりをやっていきたいと思っていますお茶

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9月18日にお茶の淹れ方教室をやりました。亀山市茶業組合の事業で亀山市役所の「出前トーク」事業でもありました。阿野田町亀山市東部コミュニティで30人程度の人が集まりました。

珍しくレジュメ等をしっかり用意して言ったので

よどみなくできました。

日本茶インストラクターになってから20年やっとぶっつけ本番の出たとこ勝負で声を張り上げるだけではない、受講者のあまりの静けさに顔から汗の流れないインストラクションができました。

まさにスタートラインに立ったような気持ちです。

今回はお茶と健康について話ししてほしいということでしたので公益財団法人世界緑茶協会のO-CHANETというホームページにエビデンスの示されて良くまとまった「最近の緑茶の効能研究成果 成分別」という一覧表があるのでこれを元に話をさせていただきました。

 

見れば見るほど効能がてんこ盛りで健康にこだわるなら最初に取り組み最後に来るのは、やはりお茶なんだなと改めて思いました。

 

私ももっとお茶の超大量摂取しなければなと思いましたね。

また「カテキン」「テアニン」やってますね。内容は目新しさはありません。

 

その淹れ方教室でも一日5杯は飲んでくださいと言いましたが1日2杯以上飲むと認知症予防に効果があると言う東北大学の栗山進一教授の調査もありますので習慣づけが大事だなと思いますお茶

 

最近、亀山の日本茶インストラクター仲間で流行っている放射温度計です。お湯の温度というよりも器の温度を測るので多少の誤差はありますが、手早く温度が測れるので重宝しています。

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夏の暑さもようやく一段落しました。

水ではなく冷茶を飲んでもいいかなという気候になったと思われます。

そこでちょっと前になりますが8月4日の亀山市納涼大会での

亀山市茶業組合の冷茶のふるまいの模様を紹介したいと思います。

昨年も冷茶の入れ方を写真付きで紹介しましたが今年はその復習ということで

ざっくりと流れだけですウインク

 

今回は一度にたくさん冷茶を入れられるように大きな急須を使いました。亀山市納涼大会k

 

 

まず急須に普段の倍を目安にお茶を入れます。

 

ポットにロックアイスと水を入れてつくった冷水を注ぎます。

 

 

一煎目は四分間待ってから淹れます。

途中でスプーンで適当にかき混ぜます。

 

 

時間になったらさらにスプーンでかき混ぜてピッチャーに注ぎます。

 

 

二煎目も冷水を注ぎ今度は2分待ちます。途中適当にかき混ぜます。

 

そして一煎目と二煎目を同じピッチャーに注いだら出来上がり。

一煎目と二煎目を合わせることにより

うまみとわずかな渋みのバランスの取れた味になります。

 

 

慣れてきたので二刀流で注いでいますてへぺろ

 

無料のふるまいとはいうものの年々美味しい冷茶で喉を潤すのを

楽しみにしている人が増えているように感じました。

適当に入れているように見えますが日本茶インストラクターの私も含め

日本茶インストラクター3人による贅沢なお茶のふるまいです。

今年も100 g あたり1000円以上の高級なお茶を使って淹れました。

この冷茶の淹れ方は高級なお茶をたくさん使いますが

ご家庭に余っている高級なお茶を使い切ることができますし

雑味のないすっきりとした味にになりますので夏はおススメです。

納涼大会での冷茶のふるまいは来年も続けていきたいと思っています。

 

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7月には紅茶をつくっていました。

台湾に一緒に行った仲間と5月の白茶づくりに続き

紅茶もつくりました。一日目に摘み取って二日目に揉むので

かなり日数をかけました。

リアル耕作放棄地とも言える荒れた茶畑、

しかも炎天下、紅茶の摘み取りは困難を極めた。

 

仲間と摘んだ紅茶は耕作放棄された茶畑で摘んだので

高さこそそんなでもなかったですがうね間に枝が張り出して

入っていくのも困難なところでした。私は他の仕事もあったので

半日でギブアップしましたが。

他の人たち数人で猛暑の炎天下の中、摘み続けてくれました。

萎凋棚に広げられた茶葉

 

仲間の紅茶は茶業研究所の少量の揉念機(じゅうねんき)でつくりました。

これがアンティークなオブジェのようにかわいらしかったです。

四連の揉念機がくるくる回って動きも面白いです。

生葉で500g程度しか入らないこともあり

紅茶製造は一日がかりでした。

一緒にお茶づくりをしているショップオーナーが

見た目の可愛さのあまりディスプレイに欲しいと言った

四連の少量の揉捻機。

一口に500g生葉500g程度しか入らなかった。

揉捻機は小さいがいい仕事してくれます。

 

発酵していい香りがしています。

緑茶用の審査道具で、テイスティング。

手摘みのいい紅茶が出来ました。

 

耕作放棄地の茶畑を手摘みしたため出来たのはほんの少しでしたが

茶業研究所から紅茶の製造機械をお借りできたこともあり

いい紅茶が出来ました。

 

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2月初旬に私の母校でもある地元の野登小学校の三年生対象にお茶の淹れ方教室を行いました。亀山市茶業組合の事業の一環です。

 

恒例となっている手もみ茶体験もやりました。

 

亀山市内の三年生はお茶の学習をすることになっていますので毎年野登小学校で行っているのですが、今年の三年生は9月に私のお店に手摘みに来てくれたり、亀の市(かめのいち)という農産物直売団体での給食試食会にも招かれてご縁が深かったですね。

11月に亀の市の生産者として給食試食会に招待されました。

 

人数も14人と少人数で親しみがわきました。そのせいかいつもの年よりスムーズにできた気がしました。日本茶インストラクターの中ではお茶の淹れ方の説明をするのをインストラクションというのですが、以前はあれも教えなきゃ、私は生産者だから栽培や製造のことも・・お茶をうまく淹れるにはこれは教えないとといっぱいいっぱい詰め込んでいました。それに目を離していると勝手に五煎目、六煎目と飲んでいくグループがいると私の指導力不足でプチ学級崩壊状態になっているーーーと自分を責めていました。しかし10年以上お茶の淹れ方を行ってきて、なおかつ直売所で濃いお茶でも渋いと言わずに飲み干す幼児、台湾での長い時間をかけて何煎でもお茶を楽しむ茶芸に接して、そうやってワイワイとお茶を楽しむのもいいもんだなと思えるようになりました。知識というのはどんなに教えても残るものは少ないが楽しんだ記憶は残るのだろうと思いました。

 

うーん頭の中が説教くさ~い、人はこうやって年を重ねていくのですねニヤニヤ

以前はお茶が渋いと感じさせるのはいけないことだと思っていました、今回は最後に熱湯で淹れて濃くて渋いお茶も体験しました。

 

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12月13日に学童対象にお茶の淹れ方教室をやりました。

亀山市茶業組合の事業の一環です。50人以上の多くの学童対象でした。久しぶりに大人数相手で一年生から五年生までの幅広い年代対象でしたので、なるべくわかりやすくシンプルにやりました。小学校の授業ではないので教えるというより楽しんでもらう様にしましたが、こちらが言わなくともワイワイと三煎目まで飲んでもらうつもりが五煎、六煎と飲んでいました。

 

小さい子供ほどお茶の渋さを苦手としない。

 

今回もそう思いましたね。

幼児が試飲販売の時に大人向けに淹れた濃いお茶を飲んでも

渋さに顔をしかめることはありません。子供は正直なので緑茶の渋みが強いというのは決して味の欠点ではないと再確認しました。

何かによって後付けされて「緑茶は渋い≒おいしくない」

という先入観を生み出したのではないかと思う次第でありました。

 

 

今回は調子に乗ってクリスマスソングの演奏までやりました。

 

サックスの演奏では久しぶりだったこともあり何回かリードミス(演奏中高音の異音がなること)をしてしまいましたが子供たちの何人かはそのたびに飛び上って喜んで?いました。

子供って楽しむことの天才やねってつくづく思いましたニコニコ

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12月2日(土)にかめやま文化年2017“亀山茶と暮らす”の企画事業「台湾と日本の茶文化交流」が開催されました。

 

 

日本茶と台湾茶の8人の茶人に来ていただいて8つの茶席がもたれました。以前茶席を手伝わせていただいた櫻井焙茶研究所の櫻井真也さんも茶席をされていました。

 

集められた8人の茶人、8つの茶席は壮観なものでしたね

思わず七人の侍のテーマ曲が脳内に流れましたね。

茶席の前に櫻井焙茶研究所の櫻井真也さんによる呈茶もありました。

 

地元で「かめぶん」と言われる亀山市文化会館の中央コミュニティセンターで行われました。見慣れた場所が竹で飾られ異空間のようでした。

亀山文化会館の中央コミュニティセンターが竹で飾られた異空間に

 

私も地元の茶生産者として手もみ茶を披露させていただきました。

 

選ばれた茶人の集まったところで手もみ茶を披露するのは光栄であり緊張もしましたね。

一人用の電気ホイロで質問に答えながら揉みました。

 

謝シャオマンさんの台湾茶の茶席と海老名大樹さんの日本茶の茶席でお茶をいただきました。シャオマンさんには別れ際に「亀山で台湾茶を作って下さい。白茶なら簡単にできます。」と言われました。「作り方も売り方もわからないよ!」というとちょっと困った顔をなさいましたが、この人たちに聞いて下さいと、この日台湾茶席をしていた茶人、囍茶さん、堀口一子さんのほうを指して言いました。

「台湾茶かー。」

今まで遠く感じたものが近く感じた一瞬でした。

 

「市川泰三お茶の十番勝負 台湾茶編プロローグ」のような展開ですかねキョロキョロ

 

ペルーさんの台湾茶席。私も古樹茶をいただきました。

 

私も謝シャオマンさんの茶席をいただきました。

 

白茶と台湾のお菓子をいただきました。

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