茶畑がフタをした状態になりました。
二番茶の後に茶畑を刈り落して
枝が赤く見えてきたところが三番茶の芽が出て
「フタをした」状態になりました。
二番茶の後深く刈り落した茶畑が
三番茶の葉におおわれるようになったことを
お茶農家たちは「フタをした」と言いました。
鍋にフタをしたような状態ということなのでしょう。
三番茶が伸びてきてフタをした状態
刈り落した直後の茶畑
二番茶を収穫していない私どもの茶畑は早く刈り落し始めたので
6月中には刈り落しが終えられました。
なるべく早く刈り落して三番茶の伸びる期間が長くとれる方が
生育に有利と思われます。
梅雨が明けると極端に雨が少なくなるので
ちょっとでも芽を生育させておきたいということでもあります。
以前は二番茶を収穫しないという事でちょっと出てきた
柔らかい葉が乗用摘採機に詰まって刈り落すのに
普通の茶農家より時間がかかり
7月末頃までかかって必死に刈り落していました。
今は先輩お茶農家が使っていた自作の刈り捨てシュート
(乗用摘採機の取り付ける刈り落すための装置)をゆずり受けて
生葉がつまることも少なくなりずいぶん早く
刈ることができるようになりました。
その刈り捨てシュートがなければ
そもそも二番茶を収穫しない栽培方法は成立しません。
「こんなのあるから使ってみる?」と自作の刈り捨てシュートを
ゆずっていただいた先輩お茶農家の方には
感謝しかありません
ゆずり受けた刈り捨てシュートをつけた乗用摘採機