5月25日、亀山市文化会館で「第10回市民文化祭・文化会館フェスタ」が行われました。

同会場内にてお茶会が催され生甘堂の生菓子を納品いたしました。

「遷宮をテーマに」とお題を頂いたので、内宮の社殿を図案化したものを手型と細工ベラで施しました。また、当日使用する器の銘が「東雲」ということも事前の打合せでお聞きしたので、靄(もや)を表現する部分に「東雲羹」を用いて一つの言葉合わせのような遊びの部分も入れながら調製いたしました。

菓名は「つなぐ」
遷宮とは、天照大御神の社殿を新しくするとともにそれに携わる職人の技と技術を次世代へ「つなぐ」儀式でもあります。

同じものづくりの職人として繋ぐ事の大切さを深く考えながら、打合せ、図案、製造と進めて行きました。

自分に与えられた技と技術はあくまでも借り物であり、しっかり次の世代へつないで行かなければならないと、改めて感じながらお仕事をさせていただきました。


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