着物のシミ
着物のクリーニングを持ってこられるお客様の中には、
かなり年代物のたとう紙に着物を入れて持って来るお客様がおみえです。
これって、結構やばいんです。
着物を補完する際、たとう紙に入れて保管する人が多いと思いますが、
たとう紙にも寿命があります。
たとう紙全体がうす黄色く変色している・赤茶けたシミがある・・・
このようなたとう紙は交換時期です。
たとう紙のシミが、中の着物に飛び火することもあるからです。
たとう紙がかび臭い。
こんな場合は即交換してください。
おそらくたとう紙のカビが着物に伝播しております。
着物も匂ってみてください。
おそらくカビ臭いかと思います。
普段タンスをあまり明けない方はぜひ確認してみてください。
まだシミが早い段階でしたら取り除くことができます。
かなり古いシミですと、シミ抜きでシミを落とすことは不可能になってきます。
(別の対処方法がありますが、かなり高額になってきます)
また、着物を着た場合に後日また着る人は大丈夫ですが、
結婚式、お葬式などその後着る機会は数年先、そんな場合は丸洗いをおススメします。
着物は一見きれいに見えても、汗シミ、ファンデーションなどのお化粧シミ、飲食物のシミ。
そんな目立たないシミが付着しております。
そんな状態で数年保管すると、シミの原因になります。
特にフォーマルの着物は高額な着物が多いです。
着た後の丸洗いをおススメします。
黒留袖・・・9,000円
訪問着・・・7,560円
喪 服・・・7,000円
普段からきもののシミを防ぐには、まずはたとう紙の交換。
たとう紙・・・350円
着物のお手入れ(丸洗いや陰干し等)。
など、特に高額な着物はご注意ください。
よくあるシミの一例です。
長い間タンスに入れっぱなしにしていた結果、裏地が変色してしまいました。
目立ちませんが、表地もカビがきております。
着物は今の時代あまり着る機会がなくなりました。
しかし、冠婚葬祭やお祝い事などまだまだ切る方は沢山みえます。
一度、ご自身のきものも確認してみてください。
又、着物に関してどんなご相談もお受けします。
シミなどで困ったら何でもご相談ください。