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貞享(じょうきょう)元年(1684年)と記された菓子重箱。今から約330年前に作られた物です。斬新な色使いは歌舞伎の緞帳に良く似ています。緞帳の色使いは 江戸時代から定式幕として決まっていました。一般的に黒 柿色 萌黄色 とされ 当時は格式のある舞台にしか使われませんでした。更に 森田座の流れをくむ歌舞伎座等は 黒 柿色 萌黄色の順にデザインされていましたが 市村座の流れの国立劇場等は黒 萌黄色 柿色と順番が違いました。今ある有名な劇場の緞帳を見れば どちらの流れかが分かるそうです。深川屋にあるこの菓子重箱は柿色と萌黄色の間にそれぞれ黒を入れ 当時の流行りを取り入れた とてもお洒落な菓子重箱だったのでしょう。

銘菓 関の戸  15個入り 850円~

519-1112
三重県亀山市関町中町387
0595-96-0008

9時~18時 出来上がりから売り切れまで

毎週木曜日定休

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