シンボル展示制作に携わるリーダー・サブリーダー、関係者一同の話し合いも終わり、チーム松葉としての方向性も決まり後は黙々と作業に邁進することとなりました。

ちなみに工芸菓子には決まった制作方法というものがありません。
動物、植物、自然の造形、抽象的なデザイン等、工芸菓子で表現される対象は様々。
そうすると作りて側のアプローチもそれに呼応して様々なバリエーションが存在します。
どれが正解・不正解というのではなく、本物に見えるように工夫することがいちばん大切だったりします。

ここで、大事なのは「本物っぽく」というところ。
「本物」と同じものが必要ならば本物を置けば良いことですし、今の時代3Dプリンタで複製してしまいば済むことです。
お菓子の材料で工芸菓子を作るということは、実物のようだけど一部をデフォルメしたり抽象化したりといった表現ができるところに、作る面白さが有ると思っています。
どの部分を印象づけるか?その為にはリアルに、あるいは抽象的にどの様に作り込むか?といったところが作り手の個性になってきます。

時には手を止めて、各自のアイデアを出し合ったりしながら作業は進められていきます。

イヤに真面目に語りだしたぞ!

どうした!疲れが出てきたか?頑張れ後25日だぞ!

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前回つぶらな瞳でコチラを伺っていたコチラのお方

マジパン人形の一番小さいサイズと同じ身長のためお手伝いに来たそうですが入れる雰囲気ではなく、そっと覗いていたようです。

サイズ検討用の木馬にまたがり、元気に帰っていきました。またどこかで会おうぞ!

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真夏の体育館での作業が続きます。
茹だるような暑さの中各チームのリーダーサブリーダが集まり、こちらも熱い議論が展開されました。

紙コップは小さいサイズの人形、ペットボトルは大きい人形の想定、実際のサイズで並べたときにどのように並べ、どのように集中分散させるか実寸だとよくわかります。
また、桜と建物の間隔を正確に測り枝ぶりを調整、舟と人形のバランス。
チーム松葉にも新たな課題が。当初予定していた小・中・大3種類のサイズで作成し並べてみた結果、一番左に来る松の木が小さく見える・・・
急遽、もう少し大きいもの「特大」も必要になるとの結論に。
大としていた作った分から3本を減らし、新たに特大を3本作る事とあいなりました。

白熱しすぎ熱中症気味になったのか、時折妖精が見えたりコロボックルが見えたりします。

ん?

なかまに なりたそうに こちらをみている!のか?

夢か現か幻か?

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この段階まで来ると各チーム出来上がってきた製品も多くなり、全体が同じ感覚でシンボル展示に取り組むため、出来上がっている製品や製品に模したものを持ち寄り並べる作業をすることになりました。
この作業が菓子博レポートその2でお伝えした体育館を貸し切っての作業となるわけです。


こちらが今回持ち込んだ松の樹でございます。


邪魔にならぬよう、ひっそりと作業を眺めてみる。


相変わらず仲間が来たと勘違いして、じゃれ合おうとするアダム

真夏の体育館で一日作業、議論も白熱!水分補給忘れずに!

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さてシンボル展示の話題に戻ります。

チーム松葉のメインさ作業会場は久居にある「斉藤商会」では洋菓子チームによるマジパン製の人形作りも行われております。
なので、制作会で会場に出向くといつも人形が並べられており、和菓子では出せない質感や表情を見ることが出来、非常に勉強になります。

また、目の前の細かい作業に没頭していると、どうしても個人での作業が多くなり、三重県全体で取り組んでいることを忘れがちになりますが、こうやって違うチームの作品を目にするにつけ、他のチームも頑張っている自分たちも負けずに頑張ろう!という気になります。

どうやら同族の匂いを感じ取ったようで、いつにも増してはしゃぐアダム。

みんなで力を合わせて頑張ろう!

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ここまで10本の記事を書いてきましたが、ここで少しブレイク。

何度も菓子博を宣伝してる割に大事な公式ページの紹介を忘れておりました。
こちらがお伊勢さん菓子博2017の公式ホームページ

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こちらに菓子博の情報が全て乗っておりますのでご覧ください。

我々が携わる工芸菓子のシンボル展示は菓子博内のほんの一部
全国の菓子職人による工芸菓子の展示伊勢舞台という名のステージが設けられイベントも盛り沢山!

北海道~沖縄まで全国の自慢のお菓子がおよそ530社1800点も大集合「全国お菓子夢の市」、日本を代表する大手菓子メーカー、江崎グリコ・カルビー・不二家、ブルボン・明治・森永製菓・山崎製パン・ロッテによる趣向・工夫を 凝らし子供達も大興奮!「お菓子にぎわい夢横丁」などなど他にも盛りだくさん!

そして何と言ってもお菓子博、いろんな食べ物揃ってます!

休憩・一服・腹ごしらえ!なんでもござれ食べ物ゾーン!!

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行くっきゃない! ふるい!

ちなみにコチラの動画1分15秒ぐらいからシンボル展示の説明があります!

行くっきゃない! くどい!

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順調に進むかと思われたチーム松葉ですが、問題発生!

緊急事態!

工芸菓子で非常事態宣言が発令されるときは相場が決まっております。
1 衝撃 2 湿気 3 虫
この三点。

1 振動や落下等による物理的な破壊やひび割れの発生

2 湿気によるモドリ現象
長期間展示保存される工芸菓子は乾燥させ極端に水分の少ない状態にしてあげなくてはなりません。
湿度の高い時期は油断大敵

3 害虫、食べもである以上虫が寄ってくることがあります。
湿気により固まっていた材料から蜜が出てきてしまった場合はアリが寄って来る場合もあります。

今回チーム松葉を襲ったのは2番 湿気!
松葉・幹ともにカラカラに乾燥させたものを使用して組み上げておりましたが、製作期間が長いとどうしても梅雨の時期を挟まなければ進めていけません。
そこで十分湿気対策を施していたつもりでしたが、一部が湿気てしましました。
乾燥剤や袋詰により、なんとかやり直しという最悪の状況は脱しましたが、予断は許さない状況。
幸い蜜が流れ出るほどではありませんでしたが要観察

こちらは湿気で松葉軸先端の芽が溶けてしまった様子

芽の部分の補修作業後

困難を乗り越えろ!

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未だ未練が断ち切れずにいるようですが、今では剪定に神経を集中し気を紛らわせているようです。

さて本題に…
松の幹への取り付けも順調に進み一本また一本と出来上がっていきます。
取り付けが終わると全体のバランスを見ながら、松束の塊と隙間のバランスを見ながら調整していきます。

アダムも遊んでいるように見えますが、松のバランスとスケール感を見出す為頑張ってくれています。

いいぞ!その調子でがんばれ!チーム松葉!

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気を取り直して本格的な取付作業に移ります。

写真のようにワニ口クリップで仮止めし、糸で巻き上げ枝に組み上げていきます。
前回お見苦しい場面をお見せしたアダムも、今回は真面目に取付作業のお手伝いをしてくれています。

枝が多ければ多いほど松組の作業が多くなります。
かと言って、このような蛮行に出てはいけません。

どうやら碧志摩メグに振られてヤケになっているようです…

そんなことで落ち込んでどうする!明日があるさ!

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横道にそれるとなかなか戻ってこれず、すみません。
枝に取り付ける前に最終仕上げとして組松葉を3つ合わせにして、1束のまとまりにします。
1枚が2枚、2枚が4枚とガマの油売りではございませんが、1束の組松葉を作るのに必要な松葉は…

1本 (1段に8本 × 4段) =32本
1束 (1段に8本 × 4段) × 3本 = 96本

この段階になると、制作会で集まったときに皆さんに伸ばしてもらった松葉をもらい、持ち帰って組松葉を組む、という流れができあがっていたのですが、頂いた松葉が恐ろしい速度で減っていきます。

それはも〜、ドンドン・ドンドン

頑張って頑張って

頑張って巻き終わったその傍らで、碧志摩メグにうつつを抜かすアダム…

オイ、仕事しろよ!
せめて「しま子さん」にしとけ!

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