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夏の暑さもようやく一段落しました。

水ではなく冷茶を飲んでもいいかなという気候になったと思われます。

そこでちょっと前になりますが8月4日の亀山市納涼大会での

亀山市茶業組合の冷茶のふるまいの模様を紹介したいと思います。

昨年も冷茶の入れ方を写真付きで紹介しましたが今年はその復習ということで

ざっくりと流れだけですウインク

 

今回は一度にたくさん冷茶を入れられるように大きな急須を使いました。亀山市納涼大会k

 

 

まず急須に普段の倍を目安にお茶を入れます。

 

ポットにロックアイスと水を入れてつくった冷水を注ぎます。

 

 

一煎目は四分間待ってから淹れます。

途中でスプーンで適当にかき混ぜます。

 

 

時間になったらさらにスプーンでかき混ぜてピッチャーに注ぎます。

 

 

二煎目も冷水を注ぎ今度は2分待ちます。途中適当にかき混ぜます。

 

そして一煎目と二煎目を同じピッチャーに注いだら出来上がり。

一煎目と二煎目を合わせることにより

うまみとわずかな渋みのバランスの取れた味になります。

 

 

慣れてきたので二刀流で注いでいますてへぺろ

 

無料のふるまいとはいうものの年々美味しい冷茶で喉を潤すのを

楽しみにしている人が増えているように感じました。

適当に入れているように見えますが日本茶インストラクターの私も含め

日本茶インストラクター3人による贅沢なお茶のふるまいです。

今年も100 g あたり1000円以上の高級なお茶を使って淹れました。

この冷茶の淹れ方は高級なお茶をたくさん使いますが

ご家庭に余っている高級なお茶を使い切ることができますし

雑味のないすっきりとした味にになりますので夏はおススメです。

納涼大会での冷茶のふるまいは来年も続けていきたいと思っています。

 

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8月7日には亀山市茶業組合の取り組みとして,
また亀山市の行う「出前トーク」として
お茶の淹れ方教室をやりました。
私が講師を務めました。

 

8月は団体の集まりが多くるようで

お茶の淹れ方教室を頼まれることが多いです

亀山市の退職者の方々の団体で行いました。 .
総会の時に毎年配られるお茶をおいしく飲みたいという
御希望でしたのでいかにお茶を美味しく飲むかということに
特化した淹れ方教室を行いました。

「お茶の淹れ方は料理と同じと考えてレシピ通りに淹れれば

同じように淹れることができます」と言って淹れ方教室を始めました。

このようなプリントをを配りました。

 


パンフレットなどに載っているお茶の入れ方はお湯の量などの数値が曖昧だったり

読んだものによって数値が違ったりすることが多いので私が基準を決め

それをもとに淹れていただくことにしました。

この四つの要素を意識して淹れればお茶を自分好みに美味しく淹れることができます。

今回は特にお湯の温度70℃というのにこだわってお湯の温度が

70℃の時の湯呑を持った時の温度は、思ったより熱いということを

体感してもらうために放射温度計で測った70℃の温度のお湯を

入れた湯呑を触ってもらいました。


もちろんどんなお茶でもこの基準でいいというわけではありませんが

お茶の種類が変わったり、好みと違う味になった場合は

この数値を変えていけば良いのです。

「いつも温度計で測ったりするのはカッコ良くはないかも知れませんが

一度は測って体感して覚えておくと良いと思います。」

と言って淹れ方教室を終えました。


この日は冷茶のつくり方はやりませんでしたが。
自作のプリントだけは配布しました。
このプリントの中の数値は適当でしたニヤニヤ

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7月には紅茶をつくっていました。

台湾に一緒に行った仲間と5月の白茶づくりに続き

紅茶もつくりました。一日目に摘み取って二日目に揉むので

かなり日数をかけました。

リアル耕作放棄地とも言える荒れた茶畑、

しかも炎天下、紅茶の摘み取りは困難を極めた。

 

仲間と摘んだ紅茶は耕作放棄された茶畑で摘んだので

高さこそそんなでもなかったですがうね間に枝が張り出して

入っていくのも困難なところでした。私は他の仕事もあったので

半日でギブアップしましたが。

他の人たち数人で猛暑の炎天下の中、摘み続けてくれました。

萎凋棚に広げられた茶葉

 

仲間の紅茶は茶業研究所の少量の揉念機(じゅうねんき)でつくりました。

これがアンティークなオブジェのようにかわいらしかったです。

四連の揉念機がくるくる回って動きも面白いです。

生葉で500g程度しか入らないこともあり

紅茶製造は一日がかりでした。

一緒にお茶づくりをしているショップオーナーが

見た目の可愛さのあまりディスプレイに欲しいと言った

四連の少量の揉捻機。

一口に500g生葉500g程度しか入らなかった。

揉捻機は小さいがいい仕事してくれます。

 

発酵していい香りがしています。

緑茶用の審査道具で、テイスティング。

手摘みのいい紅茶が出来ました。

 

耕作放棄地の茶畑を手摘みしたため出来たのはほんの少しでしたが

茶業研究所から紅茶の製造機械をお借りできたこともあり

いい紅茶が出来ました。

 

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人の背丈よりも大きくなった耕作放棄地の茶畑

台湾で見た「野放(のほう)」の茶畑を彷彿とさせます。

良く伸びた茶の葉が摘みとれました。

 

白茶(はくちゃ)をつくりました。とはいっても5月中旬のことです。

すぐにでもブログに載せたかったですが、できたお茶が一定の評価がされるまでは人に言えないナーと思っていました。

 

一緒に台湾に行った仲間たち一緒にやりました。

 

白茶は蒸したり、揉んだりせずに、ただ置いておくか、天日に干すかしてつくるお茶です。究極の製造方法です。人の手を極力排した製法。

 

北斗の拳で言ったら無想転生、HUNTER×HUNTERで言ったら百式観音零の掌みたいなもんでしょ真顔

 

「こーれはむずかしいナー」と台湾視察旅行をしている時から思ったものです。

お茶というのはどのようにつくっても飲めるようにはなるものです。

蒸しも、揉みもしないのだから、味がめちゃ薄くなるということが予想されます。放置して萎調する方法を間違えれば、それこそ味も香りもないお茶になってしまいかねません

網の上に広げて萎調させているところ。

 

耕作放棄された茶畑を中心に6人で丸一日がかりで手摘みをして8キロ程度の生葉を摘み4日かけて、温度湿度の調整をしてみたり天日で干したり、最後に発酵を止める殺青(さっせい)、乾燥とやって出来上がりました。殺青では紅茶づくりの経験が、乾燥では緑茶づくりの経験が生きましたね。

 

今回の白茶づくりで威力を発揮したのがフェイスブックのメッセンジャーでつくり方のに疑問を持ったらメッセンジャーにアップしておくと視察旅行の時に通訳をしていただいた台湾在住のお茶の先生やその時に克明に記録をとっていてくれた仲間が答えをくれて、私はそれに従うだけでよかった面もあります。まさに「他力」によるお茶づくりでしたね。

 

台湾で茶葉研究所の先生に試飲していただき高い評価を受けたそうです。

ビギナーズラックと言うべきか初めての白茶づくりは予想外にうまくいきました。次回は、さらに良いものをつくれるのか、私の真価???が問われるところです(^^ゞ

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毎年恒例になっています。

亀山高校 総合生活科でお茶の淹れ方教室をやりました。

亀山市のお茶農家の団体である亀山市茶業組合の取り組みの一環で4月にこちらの生徒さんに手摘みをしてもらったお茶をおいしく飲んでいただこうということで、もう数年以上やっています。

 

中日新聞の記事にしていただきました。

 

料理など毎日本格的に学習している生徒さんに教えるのですから責任を感じますし、ましてや亀山高校は私の母校でもあります。後輩たちに何を教えられるのかー目ということで亀山市茶業組合の初もみ研修の時に生徒たち自らが摘んだ新茶を淹れて、さらに夏に向かって冷茶の淹れ方を教える中でどんなお茶でもおいしく飲めるコツを伝授したつもりでした。

口直しのお菓子を食べながらのんびりやっていたのが最後5分で急に松岡修造メラメラみたいに熱い講義になってしまったので、ちょっと怖かったかもしれません。

白熱教室(古い!)ともいえるが・・・こ、怖い・・・

 

 

 

 

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2月初旬に私の母校でもある地元の野登小学校の三年生対象にお茶の淹れ方教室を行いました。亀山市茶業組合の事業の一環です。

 

恒例となっている手もみ茶体験もやりました。

 

亀山市内の三年生はお茶の学習をすることになっていますので毎年野登小学校で行っているのですが、今年の三年生は9月に私のお店に手摘みに来てくれたり、亀の市(かめのいち)という農産物直売団体での給食試食会にも招かれてご縁が深かったですね。

11月に亀の市の生産者として給食試食会に招待されました。

 

人数も14人と少人数で親しみがわきました。そのせいかいつもの年よりスムーズにできた気がしました。日本茶インストラクターの中ではお茶の淹れ方の説明をするのをインストラクションというのですが、以前はあれも教えなきゃ、私は生産者だから栽培や製造のことも・・お茶をうまく淹れるにはこれは教えないとといっぱいいっぱい詰め込んでいました。それに目を離していると勝手に五煎目、六煎目と飲んでいくグループがいると私の指導力不足でプチ学級崩壊状態になっているーーーと自分を責めていました。しかし10年以上お茶の淹れ方を行ってきて、なおかつ直売所で濃いお茶でも渋いと言わずに飲み干す幼児、台湾での長い時間をかけて何煎でもお茶を楽しむ茶芸に接して、そうやってワイワイとお茶を楽しむのもいいもんだなと思えるようになりました。知識というのはどんなに教えても残るものは少ないが楽しんだ記憶は残るのだろうと思いました。

 

うーん頭の中が説教くさ~い、人はこうやって年を重ねていくのですねニヤニヤ

以前はお茶が渋いと感じさせるのはいけないことだと思っていました、今回は最後に熱湯で淹れて濃くて渋いお茶も体験しました。

 

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1月29日から2月1日まで台湾に行きました。

昨年、亀山市で行われたかめやま文化年2017の一環で行われた日本茶と台湾茶に交流行事で

一緒に活動した人たちを中心に台湾茶を知るツアーでした。

初日は鉄観音で有名な木柵(もくさく)や次の日は坪林(ピンリン)と台北市から車で一時間ほど走った山間地の生産直売の茶農家を訪ねました。

 

 

坪林(ピンリン)では生産直売の茶農家の緑光農園を訪ねました。そこのご主人の陳さんにいろいろな画像を交えた茶畑の様子や詳しいお茶づくりの模様を説明していただきました。ウーロン茶などの製造機械も見せていただきました。かねてから海外に行くならリアル農家を訪ねてみたいと思っていた私には願ったりかなったりでした。

自らお茶を淹れてくれる陳さん

緑光農園の台湾茶

 

 

「野放」と言われる茶の木の摘み取りを説明する陳さん

 

お父さんは台湾のパナソニックに勤めていたそうです。

日系企業出身のせいかオーガニックの認証取得のためか買い取って使っている工場は建物は古いけれども掃除は行き届いていました。

 

 

息子さんは台湾の東大!台湾大学出身でいったん就職した会社を辞めてお茶農家を継いでいるようです。

向かう途中の道路沿いの茶畑

 

ほんとに山の頂上のようなところで天空の茶畑と言えるようなところです。カメラマンが撮影した天国のような写真もありました。

お茶づくり体験とか観光農園的なこともやっているそうです。

 

お昼はお母さんのつくる手作り料理をいただきました。

強烈なにおいで好みの別れる臭豆腐を罰ゲーム的に勧めてくるのが印象的でした。

 

親子二世代でやってらっしゃいました。

 

 

緑光農園さんは2.5ヘクタールと規模はそんなに大きくなくオーガニックや野放(のほう)と言われる自然任せの栽培方法とっている一方、観光農園やカメラマンに依頼しての画像作り、週末のオーガニックマーケットの参加など人の良さそうな農家ののように見えて大手ビジネスマン出身だけあって考え抜かれたビジネスモデルと言えましたね。私もお手本にしたい農家でしたね。

飾ってある額は台湾茶の受賞の証だそうです。

 

息子さんに英語でここは理想的な農園で私も目標にしたいと告げました。

陳さんは撮影好きなためポーズも決まってましたね。

お茶のお勉強疲れが表情に色濃く映る私とは大違いでした。

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みなさーん!厳しい寒さ続行中!お元気ですかぁ?
そんな中、市川大楽園は、早々と春よ、来〜い!の春便り作りました。
温かい柿色を、ベースに、なんと今回、ミケ猫登場!まだまだ寒さは、続きそう。
それでもカチンコチンな日々のどこかにひっそりと春は近づいて来てるはず。

イラストの中にも紋黄蝶も飛んでますよ〜。
あったかいお茶でも飲んで、ほぉ〜っとひと息。
しばし心と身体もほっこりと。
どぞ、どーぞ、くれぐれも体調崩されませぬようご自愛くださいまし。

自動代替テキストはありません。
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お茶の試飲販売を行います。

久しぶりの地元開催です。

 

毎日寒い日が続きますね。

風邪やインフルエンザも流行っているようです。

お茶は飲むだけで風邪や

インフルエンザを予防する効果があるんです。

私(店主 市川泰三)もお茶の販売の時に

大量にお茶を飲むためなのか

丸一年以上風知らずです。

 

 

 

対面販売は開店時の9時より

 

昼過ぎまで開催する予定です。

 

好評のお茶の詰め放題もやります!

 

お茶の試飲は無料ですので是非お立ち寄り下さい。

 

 

 

店主 市川泰三の活動状況はこちら

「茶農家を楽しむ」

http://ameblo/chou-ryou

 

市川大楽園製茶のお茶が買える

ホームページはこちら

http://oishiiocha.com

 

 

 

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1月9日に手もみ茶道場の初もみを行いました。

 

今回はZTVさんの取材を受けまして

コミュニティチャンネル(12ch)で1月10日(水)18時から

1月12日(金)のお昼まで繰り返し放送される予定ですので

見られる方は見ていただきたいと思います。

 

取材のカメラマンの方は三重大生にそれぞれカメラを回しながらインタビューをしていました。研究テーマは~とか一次産業が~とか話しているので最後に話すことになる私は何を話そうか、うまく話まとめないとナー焦ってへんなこと話さないようにしないとナと身構えていたら、私の時はカメラもマイクも置いて、聞き取りだけでした真顔

昨年4月に手もみ茶に使用する生葉を手摘みしていただいた、三重大学の松井研、坂本研の方々にお礼の意味もあり、ご招待して手もみ茶の体験をしていただきました。摘んだ時期が早かったこともあり一芯二葉から三葉の素晴らしい芽でした。

 

初めての人2人と前回やっていた人1人と松井教授の合わせて4人の参加でした。

 

手もみ茶保存会からは私を含め4人でした。ホイロを二つ用意したので、人数に余裕なく初めての人もいて、つきっきりで教えていたので休む間もなく忙しかったですね。

 

私といたしましては何とかいいお茶を作らせてあげたいと

いろいろ考えてしまいましたね

『保存会のメンバーが揉むならこのタイミングで次の手さばきにうつるのだが、初めての人たちなので、早めに進めていこう』

だとか自問自答しながら教えていました。

重回転の時には松井教授も含め皆が黙って一心にお茶をもんでいる場面もありました。

お茶がいい手触りになってくると誰もが無口になり人と交代しようとしなくなるのは経験者でも初心者でも同じなんだなと感じました。

 

お茶の葉の良さもあって初心者がもんだとは思えないお茶ができました。

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