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冷茶のつくりかた 第3弾です。

 

 

急須をつかって濃いめに淹れたお茶を

氷で急冷するやり方で鮮やかな緑色

が楽しめます。

 

私の少年時代からある冷茶のつくり方です。

紅茶のアイスティーも

紅茶を濃いめに淹れておいて

グラスに満たした氷に注いで

急冷してつくりますので

これが冷茶づくりの

スタンダードなのかも。

 

お湯で本格的にお茶を淹れるので渋み、うまみの

バランスのとれたお茶本来の味が楽しめます。

氷が見た目にも涼感を増しますね。

少々溶け残るように

氷をたっぷり使うのがポイントでしょう。

 

 

 

「煎茶 大楽園」もしくは

「特上煎茶」を使います。

 

お茶を少し濃い目に淹れるため

お茶の葉は多めに入れます。

(小さじ2杯ぐらい)

 

お好みのお茶で結構です。

濃いめに淹れられるお茶が良いでしょう。

 

70℃程度に湯冷まししたお湯を注ぎ

1分間待ちます。

 

画像はポットから直接ですが、お茶によりますが

高級な煎茶の場合70℃程度になるように

湯ざまししてください。

 

カップに氷を入れます。

 

 

淹れたお茶を注いで急冷したら

出来上がり。

 

 

 

※2枚目の写真の煎茶 大楽園が

以前のパッケージになっています。

 

現在はこのような金色のパッケージです。

 

 

 

 

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本当に長い梅雨も明けてきましたので

 

いよいよ夏らしい夏がやってくると思われます。

 

そこで前回に続きまして冷茶の淹れ方第2弾をご紹介したいと思います。

 

急須を使った水出しのお茶で渋みを抑えた高級な味が楽しめます。

 

亀山市の納涼大会の亀山市茶業組合という生産者の団体のブースでも

 

8年以上この方法で冷茶を淹れています。お茶と水とを用意して

 

現地で淹れるので事前の用意がいらず、鮮度のある緑茶が楽しめますので

 

夏のイベント等で冷茶のふるまいを予定している方にもおすすめの方法です。

 

 

冷茶のつくり方 その2~

 

 

急須と「煎茶 大楽園」もしくは

「特上煎茶」を使います。

 

 

水出し冷茶が簡単に作れます。

お茶をいつもの倍の量入れます。

(小さじ4杯ぐらい)

 

市川大楽園製茶のお茶で紹介しましたが

 

どのようなお茶でも結構ですが

 

高級なお茶のほうがうまみが出やすいので向いています。

 

冷水を注ぎます。

 

4分程度待ち

注ぐ前に急須を回します。

 

ティーバッグで淹れる時のように振るか、かき混ぜるか

するのが肝心です。

 

注ぎます。

 

 

 

渋くならずに飲みやすく、二煎目もおいしく飲めます。

水は浄水や湯ざまし等お好みのもので

結構です。

 

 

 

2017年の亀山市 納涼大会での水出し冷茶のふるまいの記事

https://ameblo.jp/chou-ryou/entry-12300306576.html?frm=theme

 

2018年の亀山市 納涼大会での水出し冷茶のふるまいの記事

 

https://ameblo.jp/chou-ryou/entry-12398886127.html

 

 

 

※一枚目の写真の煎茶 大楽園が以前のパッケージになっています。

 

現在はこのような金色のパッケージです。

 

 

 

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昨日は果菜彩 稲生店にてお茶の試飲販売会を行いました。

果菜彩稲生店は空調の関係か

ものすごく冷えていて急須で淹れた温かいお茶がちょうどいいぐらいでしたので

冷茶の出番はありませんでしたが

夏になると冷たい水出し茶を試飲していただきますので

そのつくり方を紹介したいと思います。

 

冷茶のつくりかた その1

 

ペットボトルの水と「やぶきた粉茶ティーバッグ」を使います。

水出し冷茶が簡単に作れます。

 

冷えたペットボトルの水2ℓに対して

「やぶきた粉茶ティーバッグ」を2~3個入れます。

私どものティーバッグでつくり方を紹介しますが

お手元にある緑茶のティーバッグでもできます。

それぞれ細かさ等で淹れやすさは違うと思います

浸出時間や振ったりかき混ぜたりすることで調整してください。

冷蔵庫で冷やしながら2~3時間以上置きます。

 

冷やし続けることが大切です。持ち出す場合はあらかじめ冷蔵庫でペットボトルごと凍らせておき

溶けたのを飲んでいくとよいでしょう。

ティーバッグを入れて、すぐに振るだけでも緑色になりすっきりと飲めます。

その場合はまだ味が出てないので緑色の冷水のような味ですが

その方がすっきりと飲みやすいという方もみえると思いますので

そのあたりはお好みで結構です。

飲む前に軽く振れば緑色になります。

振るのがしんどい方はかき混ぜていただいても結構です。

水出しはお湯に比べて出にくいので振るか混ぜるかするようにしてください。

 

お好みの濃さになったら出来上がりです。

 

濃くなるのを避けたい場合は、ティーバッグを取り出すか

 

できたお茶を別の容器に移しかえてもいいと思います。

 

冷蔵庫ぐらいの温度で冷やし続けるようにします。

 

そうすることによって鮮やかなスッキリとした味と緑色が保たれます。

 

使用する水は浄水や湯ざまし等、冷水として飲めるものなら何でもかまわないと思います。

 

果菜彩 稲生店で試飲販売をする私
自分が思うより日に焼けているように見えるけどライトの加減だと思います。
 
上記のやり方が一番簡単だと思います。
500mlのペットボトルや
水筒などですとティーバッグ1個で良いでしょう。
他にも冷茶をつくる方法はありますので
また紹介していきたいと思います。
 
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私が持っている急須の中に魔法使いのおばあさんから買った魔法の急須というのがあります。

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「魔法の急須」

 

今年3月頃にある農産物直売所のイベントで売り出しを終わった後に商品棚に補充をしていたら見知らぬおばあさんに声をかけられました。

趣味の会で作った急須がたくさん余っているからあなたのお店に飾っておいてくれないかと言うことでした。

 

ちょうど昨年常滑焼きまつりで買って気に入っていた急須を割ってしまって「急須ロス」になっていた私はちょっと興味がわきました。

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常滑で買った急須。色合いがきれいだった。

試飲販売会で何度も使っていたら割ってしまった。残念・・

 

ちょうど市川大楽園製茶の店を改装していた時でしたのでディスプレイにちょうどいいかなと思い

 

見るだけ見てみることにしました。店の外にあった台の上におばあさんは段ボール箱の中から急須を数個だしました。

 

ちょうどいいサイズのが2つほどありました。「これいくらぐらいなら買えますか」とかおばあさんが言いました。

 

それまでの話の流れで一個だけ買ったらもうひとつはもらえるぐらいのニュアンスを言葉の端ににじみだしていました。

 

「うーん2,000円ぐらいかな」とぼそっと言ってしまったら「じゃあそれで!」とばかりに

 

その場に数個出していた他の急須をささっと段ボール箱に片付けて

 

もうその一個を買わざるを得ないようになっていました。

 

海外のノミの市の売り子さんのような手際の良さでした。

 

とにかくこちらの心の中を読んでいるかのように押したり引いたりして巧みに急須を買わせるのです。

 

 

その後、煎茶を飲むときにはこの急須で淹れています。

 

思っていたよりもなかなか使い勝手がよく気にいっています。

 

今では、これで2,000円なら安かったのかなとも思います。

 

 

私の中では(急須売りに姿を変えた)魔法使いのおばあさんから買った

 

魔法の急須と言うことになっています。

 

こすっても急須の魔神は出てきませんけどねウインク

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市川大楽園製茶のある辺法寺(へんぼうじ)町内に
穴虫の郷(あなむしのさと)と言うハスが栽培されている
公園があります。
 

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六○会(ろくまるかい)と言う地元の方のグループで管理されています。

 

7月は忙しい時期ですが毎年そこでハスの花を見るのを楽しみにしています。

 

ハスの花の香りをかぐと蒸し暑い時でも清涼感を感じますね。

 

花蓮まつり(はなはすまつり)と言うイベントが行われ、かかしコンクールもやっています。

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7月は忙しい時期だったりお茶の販売に行っていたりするので参加はできませんが楽しそうです。

 

何年か前に翌日いってみたら、まだかかしが置いてあってそのシュールな世界感に圧倒されました。

 

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以前のかかしコンクール、町内の人が作成して競います。

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何のかかしかすぐにわかりますね。

 

毎年翌日にかかしを見に行くのですが梅雨の季節でもあり濡れるのを嫌ってか

 

このごろはすでに撤去されています残念なことです。

 

見ただけで何かわかるので辺法寺町の人のセンスには舌を巻きます。

 

この公園がなければハスに詳しくなることもなかったかもしれません。

 

ハスは綺麗な花の姿からシャワーヘッドになり最後は.魔物のようになります。

 

御仏の慈悲もそれを裏切れば厳しい罰を受ける事を象徴しているのだと私は思いますがどうなんでしょうか?

 

花の中にシャワーヘッドが見える

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花が終わり、シャワーヘッド状になっている

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7月19日現在

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一昨年前の様子、シャワーヘッドのあと

 

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一昨年前の最終形態と思われる、かなりグロい

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関宿にある而今禾(ジコンカ)のオーナーの恭子さん夫妻と小青柑作りを目指して
昨年1月末に日本からは私を含め6人で台湾視察旅行に行きました。

ジコンカさんの台北店もあることから小青柑作りの第一歩は栽培から

茶芸に至る台湾のお茶を知ることからということでした。
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台湾の茶農家を訪ね、台湾茶をいただいた
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有機栽培された白茶
その前後に発酵茶を作りたいが、いい茶畑はないか、できれば耕作放棄地を活かして
無農薬有機栽培をしたいと頼まれていました。茶農家の仲間に聞いてみると
一ヶ所あてがあるということで案内してもらいました。

そこは私どもの亀山市辺法寺町から更に標高の高いところでありながら

車で10分以内で道路に横付けできるほどアクセスがよく
しかも不思議とつる草などが繁茂せず綺麗に空に向かって伸びていました。
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風光明媚かつアクセス良しの茶畑、遠くに見えるのは新名神
隣のお茶農家の方が周辺の手入れをしていたのかもしれません。

品種を聞いてみると F 4(えふよん)という品種でした。

亀山で紅茶作りが盛んだった頃から緑茶に移行する過程で緑茶としても紅茶としても製造でき

現在の一般的な品種のやぶきた等と比べると異様に葉が大きいのが特徴です。

昨年初めて白茶と紅茶をつくりましたが標高の立地もあり味わい深くまろやかなお茶が取れました。

F 4とはどんな品種だろうと茶業研究室などにもあたってみましたが

他の品種に比べて極端に資料が少なく
検索しても 「花より男子」のF4が出るぐらいです。

もしくは三重県の亀山紅茶を紹介したホームページのヒストリーのページの昭和43年に

「べにほまれ、はつもみじ、F4 、印雑等の紅茶品種を用いた緑茶製造への切り替えが始まる。」
とあるだけです。
それまでに紅茶品種として栽培されていたのを
緑茶として製造するようになったということなのでしょう。
 
三重県 亀山紅茶のホームページ
発酵茶を摘んだ耕作放棄茶園となりの茶畑と比べるとその高さは歴然だ
あまりにも資料が少なく
犯人の足取りが途切れたかのように思っていたある日、紅茶づくりのために紅茶の資料をあたっていたら
一昨年の10月に尾張旭市で開催された紅茶フェスティバルで亀山kisekiの会で一緒に活動している
普及員の野村氏が発表した資料をスマホで撮影した紅茶品種の系統図を何気に見ていたら
下の方に F 4という文字があるではないですか。
肝心なところは光って見にくいですが、台湾蓮花池から種子導入 台湾山茶から選抜と書かれています。
日本産紅茶品種の系統図
三重県普及員、亀山kisekiの会の野村氏作成
 
つながった!台湾と亀山が、50年前と今が。
この F 4の茶畑はこの高さを生かしたまま
整備していきたいと思っています。
何かしらこの姿に意味があるのではないかという気がしてきました。
而今禾の恭子さんにもそう提案しました。
 
F4の茶葉、大型の葉だ。

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昨年つくってみた小青柑(しょうせいかん)

 
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7月8日から9日にかけて
以前からご縁のある而今禾さんから依頼され紅茶作りをしました。
 
亀山市にあるこの耕作放棄地は人の背丈の倍以上の高さがあり台湾でよく行われているの野放(のほう)の茶畑を思いださせます。この茶畑でほんのわずかな量しか取れない新芽を手摘みして紅茶を作りました。
人の背丈の倍以上ある茶の木

 

萎凋棚(いちょうだな)で葉をしおらせ、翌日製造する

 

亀山市にある茶業研究室の製茶工場をお借りして四連の小型揉念機(じゅうねんき)を使用して紅茶にしました。アンティーク品のようなユーモラスな機械です。
たくさんは作れませんが少しずつ分けて作れるので実験的に作ることができます。

 

 

小型の揉念機(四連)

見ていると眠気を誘う動きと音

揉み始めのお茶の葉

揉念が進んだところ

 

できたお茶は翌日早速私の店でジコンカのオーナーとテイスティングしてみました。まだ熟成されていないのでどのように変化するか分かりませんが現時点でもまろやかで非常に味わい深かったですね。

できあがった紅茶

緑茶用の審査方法だが水色(すいしょく)等をチェック

 

この紅茶は昨年のように柑橘に詰めて乾燥させ小青柑(しょうせいかん)にします。

 

昨年、つくった小青柑

 

 

小青柑が完成したら関宿の而今禾(ジコンカ)さんを通じて販売される予定です。

 

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7月5日に市川大楽園のべにふうきの茶畑を摘んで
紅茶づくりをしました。
 
昨年・一昨年とは違い梅雨の明けぬ間の摘み取り
製造でした。だいぶ勝手が違いましたね。
 
紅茶の製造はかなり気候に影響を受けるもんだなと
再認識しましたね。

新芽の先が紅色になったべにふうきの茶畑

 

 

コンテナでの萎凋(いちょう)の他、自家製の萎凋棚も使用

 

 

 

 

揉念機(じゅうねんき)に入れたところ

 

 

揉念した後

 

 

 

静置(せいち)して発酵させる

 

 

気候が雨模様だったため気温が上がらず(25℃以下)

萎凋・発酵が進まない感じはありましたが

まったく迷いはありませんでしたね。

 

ワンオペによる手作業でゾーンに入っていたのか

勘違いが続いていたのか

いずれかでしょうニヤニヤ

 

 

殺青して発酵を止める。ワンオペのため撮影もセルフ

 

 

出来上がり

 

 

出してみた。できた直後はかなり渋みが効いている
水色(すいしょく)を確認したものの、まだちゃんと淹れていません。
気温が低かったことによる発酵不足はないと思うけど・・
 
4週間後の後熟を待って審査してみたいと思っています。
 
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今年も6月中旬から7月にかけての二番茶を製造せず

 

刈り落しました。

8年前までは製造して茶市場に販売する

一般的な茶農家のスタイルだったのですが

5月の製造して同時に小売りも忙しく

二番茶の準備もあって仕事が回らない状況になってきたので

思い切ってやめることにしました。

自作の刈り捨てシュートをつけた乗用摘採機
刈り落とすとなると逆にワシワシ芽が伸びる

製茶工場を持っている茶農家としては非常にまれなことです。

ここ何年か二番茶の相場が良かっただけに

 

もったいなかったのですが

私としてはお客様に直接販売する以外のことは

 

気がのらなかったこともありました。

ビジネス書や自己啓発本ではよくやりたいことをやり

やりたくないことはやらないとか

 

ワクワクすることだけをやろうと書いてありますが

人と違うことをするのは精神的にかなりキツイかったですね。

社会実験をやっているような気分ですね。

茶農家のような大きな設備の

必要な業種ではかなり難しいことです。

ただ何か一つでもやめたことで

スローライフとか働きすぎないとか言う情報に

目が向くようになりました

つくりすぎないパン屋さんとかね。

そのこともあり今は売り上げの90%以上を

直接販売して茶市場にはほとんど販売していないのです。

栽培のところから小売りのお客様に向けて

 

お茶をつくれるのでお茶づくりの楽しみも大きいです。

 

「お客様の顔を思い浮かべながらつくりましたー」

 

という宣伝文句がありますが

 

本当にそれができるんです。

 

一回刈ったところ

 

二度刈りして「赤むけ」状態にする

 

チャノホソガがついて葉が巻いているが柔らかい芽が出ている

刈り落してしまうのはやはりもったいないか?

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今年もまたまた亀山高校でのお茶の入れ方教室をやりました。

 

亀山市茶業組合の初摘みに来ていただいているお礼もあって

行なっています。

 

総合生活科という食品を扱うプロになるかもしれない人たちに

向けての講義ですので

この生徒たちが将来にわたって活かせるような知識を

身につけてもらいたいと思いながら準備しました。

 

生徒たちの摘んだ新茶の美味しい入れ方を抗議した後

冷茶を三種類、時間いっぱい色々な淹れ方で

飲んでもらいました。

 

私としては新茶を急須で水出ししたのが

うまみが効いて一番おいしく感じましたね。


急須で淹れて氷で急冷するロックティーをつくっているところ

 

時代が変わってきたのか、今までだと冷茶の方が渋みが少なく

飲みやすいという傾向でしたが

温かい方が飲んだ感じがしていいとか

さらっと飲める水に近いお茶がいまいち好まれないとか

お茶の嗜好の原点回帰が感じられましたね。

 

どうせ飲むなら、がっつりお茶らしくということですかね。

喉をうるおすものから、より嗜好飲料としての位置づけられるものに

なったのかも知れません。

 

今回はパワポを使いわかりやすく丁寧にやりました。

さらっと見せるつもり用意した製茶機械の名前を真剣にメモしていました。

蒸機と粗揉機(そじゅうき)について真剣にメモする生徒さん達

 

授業時間いっぱいいっぱいまでの実習で

あれもこれもと欲張ったせいで調理室にあった器や器具をいろいろ使いましたが

生徒たちは手慣れた様子であっという間に片付けてくれました。

 


昨年に続き今回も使用した自作の冷茶のレシピ

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